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no.3   tree lantern

木に優しく寄り添うように包み込むツリーハウスである。

断面を切るとゆで卵のような構成できている。

内側の部屋を外側から螺旋階段が包み込むように、入れ子でできている。

ぐるりと周り眺めながら、木に寄り添って螺旋の階段を上っていく。

螺旋階段の層は中央の住処と外の世界をつなぐ中間領域の役割を果たす。
構造的には木に負担がかからないよう、できるだけ力が分散しやすい構造を目指した。
提灯のように木を優しく包み込みながら丸鋼をスパイラル状に巻きつけ、縄をトラス上に編んでいく構造である。上部には大枝に挟まったリング状のフラットバーによるスラブがある。丸鋼骨組みと縄はこのスラブに持たれるように支持されている。
編んでいく縄自体が壁となり、階段手すりともなる。雨を凌ぐために外側には膜状の素材を取り付けるつもりである。

夜になると中央の黄身部分から光が灯され、外からみると木を灯す大きな提灯となり、幻想の風景を創り出す。

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